武蔵小杉の「浸水した高級タワマン」を、売るに売れない30代男性の苦悩

1: 稼げる名無しさん 2020/10/04(日) 08:18:36.25 ID:P5oTktyp9.net
武蔵小杉の「浸水した高級タワマン」を、売るに売れない30代男性の苦悩
10/4(日) 7:01配信
「どうしたら売れるでしょうか…?」
 マンションというのは、買うよりも売る方が難しい。これはマンション業界に関わる人間たちにとっては半ば常識だ。しかし、一般の方々(我々業界人は「エンド」と呼ぶ。「エンドユーザーの略」)は、そのことをまず知らない。
 先日、私の事務所にマンション売却の相談に見えたエンドさんがいた。30代後半と思しきカップルである。
 「どうしたら以前のような価格で売れるでしょうか?」
 そのエンド男性は、かなり深刻な様子である。
 彼が相談を持ち込んだマンションは、昨年(2019年)10月に台風19号が日本を襲った時に、内水氾濫で地下3階の電気室が冠水。建物全体に電力が供給できなくなったことで、エレベーターはもちろんトイレも使えなくなった神奈川県川崎市は武蔵小杉のタワマンである。
 「あの物件ですか…」
 私は内心、「困ったなあ」と思った。
 被災直後、そのタワマンの管理組合は居住者たちに「メディアの取材を受けるな。何も話すな」とかん口令的な指示を出したと言われている。
 私は今でも、あれはいかにもまずかったと思っている。取材で現地に殺到した各メディアは、情報を求めて右往左往した。公開空地になっているそのマンションの敷地内に入っただけで、居住者の誰かに「入ってくるな!」と怒鳴られた記者もいた。
 そういう広報対応では、記者たちがそのタワマンのことを同情的に捉えるはずもない。
 被災直後はもちろん、その後半年以上にわたって様々なメディアがその被災タワマンに関する報道を続けた。当然、私のところにもテレビ出演やコメント取材、あるいは原稿依頼が殺到した。
 あの台風19号は、国土交通省の資料によると「死者90名、行方不明者9名、住家の全半壊等4008棟、住家浸水7万341棟」という甚大な被害をもたらしている。であるのに、メディアはたかだかエレベーターとトイレが使えなくなっただけのタワマンについて、繰り返し報道を続けた。なぜなら、世間の関心を集めたからだ。
 そのおかげで、「武蔵小杉」という街と「トイレが使えないタワマン」のことは多くの人が知るところとなってしまった。
台風の後、売買がまったく成立しなかった…
 報道では、そのタワマンの名称までは出てこない。しかし、ネット社会の今ではそんなこと誰にでもすぐにわかってしまう。
 「このマンション、売却は急がれますか?」
 男性がこくりとうなづいた。そして、すがるような眼差しを私に向けてくる。
 「実はこのマンションは、今離婚協議中の妻と…」
 35年返済の「ペアローン」(詳しくは後述)で、5年前に購入したものだとおっしゃる。ということは、お連れの女性は奥さんではなく…後で分かったことだが、別居後にお付き合いを始めた方だった。彼女もどこか不安そうな表情だった。
 5年前というと、そのマンションは築7年。さらに言えば、アベノミクスと黒田日銀総裁の異次元金融緩和で、マンション市場が局地的に高騰を始めた年だった。
 「おいくらでお買いになったのですか?」
 男性から聞いた額は、新築時よりも15%ほど値上がりした水準だった。
 「それでも、あの台風の前だったらさらに1割ほど上乗せして売れましたね」
 「はい。私もそのつもりでいたのですが…」
 男性が苦しそうに答える。
 私はパソコンで不動産仲介業者が売り物件や成約事例を登録する、国土交通省所管の指定流通機構のサイトを見ながらこう説明した。
 「ご存じかもしれませんが、あの台風以後約10か月ほど、このマンションの売買が成約した事例がまったく登録されていませんでした。この8月にやっと2件、9月にも1件が登録されました」
 その最近の3件の成約事例を見ると、いずれも台風前より1割程度は下落している。男性はそのこともある程度ご存じなようだった。
 「台風前は値上がり分でマンション売買の諸費用を賄おうと考えたのですが、今の相場では無理なのかどうかご相談したいと思いまして」
購入時の価格で売るのはムリ!
 それとなく事情を聞いていくと、離婚協議中の奥さんはなかなか強硬で「台風前の値段で売ってちょうだい」と要求しているらしい。
以下はソース元

1001: 以下名無しさんに代わりまして管理人がお伝えします 1848/01/24(?)00:00:00 ID:money_soku

 これは可哀想だけれど、あの台風の映像を見たら価格が下がってしまうのは仕方がないのでは・・・。

nn
災害に弱いイメージがついてしまったものな。
流石に今すぐ購入時の価格で売るのは難しいのではと俺も思う。

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Source: ギャンブル1